夜に霧が濃い山の中をロードバイクで走ってみたら怖すぎた
夜中の山
会社帰りに六甲山に行ってヒルクライムしようと思っていた。
その日は、仕事が夜の11時くらいに終わったので少し疲れていたが、リュックにサイクルウェアも準備していたし、夜景も見たかったので、六甲山に向かった。
途中、コンビニで補給しつつ、六甲山に着いたのは24時頃だった。
電灯が無い
裏六甲の入り口に着くと車の走り屋が縦列していた。
その横を通り過ぎ、山を登って行こうすると、道は真っ暗だった。
電灯が全くついていないのだ。
「そうか、入り口は何台もの車のヘッドライトが付いていたので明るかったけど、山の中は真っ暗なのか」
自分のライトだけが道を照らしている。
時々、車が行き来するので道がヘッドライトによって明るくなるが、入り口にたくさん車が止まっていた割にあまり走ってこない。
すぐに真っ暗になる。
霧が出ているから走ってこないのか。
山を登って行くにつれ、霧が濃くなってきた。
道はかなり暗い。
暗さ加減を写真に撮ってみようかと思ったが、撮っても真っ暗で何も写らないだろうし、写ったとしてもオバケくらいか、などと今の状況を少し滑稽に思いながらも、得体の知らない鳴き声や、側道から聞こえるガサガサ音を、聞きながら登って行く。
汗をかいているが、体が熱くない。
冷や汗だ。
真っ暗で不安だからか、それとも標高が高くなって気温が下がっているから体温が上がらないのかは分からないが、登って行くにつれて寒くなってきた事は確かだ。
裏六甲を登り切った
やっと明かりが見えてきた。
記念碑前の交差点だ。
ここは街灯もあるし、自販機もあるので明るい。
車もたくさん止まっている。
安堵しながらも一軒茶屋へ向かう。
裏六甲、登りきった。
— とんきち (@tonkichiyade) 2017年7月15日
電灯なかったとか夜中の山は危なすぎやな。 pic.twitter.com/dw8QZDWr5C
またもや暗い
観光場所であるガーデンフィールドやアスレチックがある道は電灯もあり走れたが、その先から霧が濃くて、数メートル前も見えないくらい視界が悪い。
そして、またもや電灯がついていない道となった。
それでも一軒茶屋はもうすぐだったので進んでいった。
折り返す
電灯がついていない道を走る。
もうすぐ一軒茶屋に着く所だったが、これは本当に危険すぎた。
濃霧だ。
先が全く見えない。
残念だが引き返すことにした。
なぜ山頂につれ霧が濃くなるのか
霧(きり)とは、水蒸気を含んだ大気の温度が何らかの理由で下がり露点温度(水蒸気を含む空気を冷却したとき、凝結が始まる温度)に達した際に、含まれていた水蒸気が小さな水粒となって空中に浮かんだ状態。
山の斜面を暖かく湿った空気が上がっていき、高度が上がるにつれ徐々に冷やされると霧が発生するのだ。
夜は気温が下がる。確かに、登るにつれて寒かった。
それで霧が発生したということか。
ダウンヒル
記念碑前の交差点まで何とか帰ってきたところで少し休憩した。
これから真っ暗の中、山を下らないといけない。
念の為、ツイッターで下山報告をする。
電灯ゼロの裏六甲ダウンヒル開始。
— とんきち (@tonkichiyade) 2017年7月15日
こわいわーオバケ出そうやん
慣れた道だが、暗すぎて、路面状況の確認はできない。
それでもゆっくりなんとか下山することができた。
過去記事で書いたダウンヒルのテクニックを思い出しながら下った。
総論
夜練しようと考えている方は、通る道に街灯の有無を確認しておきたい。
昼は明るくても夜になると街灯がついておらず、想像以上に暗い道かもしれない。
また、夜に山を走るなら霧が出るかもしれない事を知っていたほうがいい。
特に、知らない山道は危険だ。
濃霧になれば道の状況がつかめない。
暗い夜道で単独事故を起こせば誰かに発見してもらえる可能性も低い。
夜練する場合、道に街灯があり明るければ良いが、暗い場合は、まだ明るい夕方に練習した方がいいかもしれない。
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